茶すり山古墳

和田山から山東にぬける「宝珠峠」の途中、標高約144mの尾根の先端に位置する茶すり山古墳は、5世紀前葉の大型円墳です。但馬を治めた王の墓の一つで5世紀前半につくられた直径90mの円墳で、国史跡に認定されています。頂上の棺から大量の武器や武具が出土しており、王の権力の大きさを感じます。円墳としては近畿地方最大級の規模を誇っています。 (写真1)直径約90メートル、高さ約18メートルの円墳で、中央政権…

古代あさご館

朝来市内で発掘された貴重な歴史的遺物を適正に管理して、調査・保存・公開するために整備された施設です。出土遺物の整理作業や展示をしています。 (写真1)古代あさご館は、道の駅「但馬のまほろば」に隣接しており、無料で入館できます。 (写真2)館内では、勾玉づくりや古墳パズルなど、但馬の歴史・文化に触れられる体験学習メニューも用意されています。

粟鹿山

但馬、丹波の境に位置し、標高962メートルで但馬屈指の高山です。頂上までは1時間半~2時間くらいで登ることができます。山頂は見通しが良く、黒川ダム(生野地域)の白い風車や、天気の良い日には北に日本海、南に六甲山系まで見渡せます。 (写真1)山頂にはマイクロウェーブ中継アンテナなどが建てられています。 (写真2)山頂からは山東地域や但馬の山々が一望できます。

當勝神社

天平2年の創建と伝えられ、開運繁栄の神、万物創生の神、織物の神の三柱が祀られています。特に古宮に祀る「當勝天神」は合格祈願、学問成就の神として学生たちの祈願で賑わっています。 (写真1)神木として崇拝されている樹高約30メートルの大杉や檜といった推定樹齢350〜400年の巨樹古木などが混生しており、市指定天然記念物に指定されています。 (写真2)江戸時代後期に建てられた随神門は、細部に力士や龍など…

粟鹿神社

延喜式による名神大社で但馬一の宮。社は大きな杉や檜などの社叢林のなかに鎮座し、御神木の大杉は社叢のなかで、約800年の樹齢を誇ります。この社叢林、木造狛犬像、木造随身倚像は市の文化財に指定されています。 (写真1)「鹿が栗を加えて粟鹿山から現れ、人々に農耕を教えた」という伝承により“粟鹿”という名が付けられたと伝えられています。 (写真2)約600年前に創建された勅使門は市の文化財にも指定されてい…