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伊能忠敬の道標

更新日:2018年08月27日

和田山町和田山

旧街道の端 朝来市商工会館の近くに、

「右はりま 左いせ」

と刻まれた道標があります。

伊能忠敬の測量隊は文化3年と11年に

但馬を測量に訪れました。

永井甚左衛門率いる別隊が前日ここに「和」の杭を打ち、

忠敬の本隊が矢名瀬町の「矢」の杭からここまで

測量してきて、中田屋多右衛門宅で休憩したそうです。

ここが交通の分岐点だったんですね(^^)v

伊能忠敬の測量方法は、「道線法」

まず測量する地形に沿って測点を決め、

測点に杭を打ち梵天と呼ばれるポールのような目印を立て、

鉄鎖や間縄を使用して測点と測点の間を測ったそうです。

角度は杖先磁石という方位磁石のようなもので測り、

方位と距離を測量していったようです。

日本中を歩いて測量し、現在の地図と

ほとんど変わらない地図を作ったなんてスゴイです!!

それも、忠敬が測量をしたのは

55歳から72歳の17年間なのだとか・・・

「もう歳だから・・・」なんて言ってられないわ(-_-;)